グレンリヴェット15年の試飲から更に半年、「次こそは」という思いで挑んだのが、この「18年」でした。グレンリヴェットシリーズの中でも中堅レベルに位置する「18年」は、ヨーロピアン・オークの出す香ばしさや、アメリカン・オークの出すフルーティーさなど、幾つかの熟成樽が組み合わさった味わいが特徴の様です。
高級感漂う外装とボトル
「21年」が手にい入らなくなった今、雲の上の存在である「ⅩⅩⅤ」を除けば、数千円で飲める中での最上位酒となるでしょう。ちょっと特別な時に注ぐ一杯に、胸が高鳴ります。
パッケージも、「18年」から上は特別仕様となります。外装箱は、紙製ながら木箱を思わせる様な頑丈な造り。内面は赤いシートが張り巡らされて、レッドカーペットを思い起こさせます。
瓶も上げ底仕様に!これは「シーバスリーガル」の上位酒にも見られる特徴で、格式の高さが伺えます。
創業年のマークも、これまでシールが貼られていただけですが、プラスチックのエンボスマークが付く様になります。
期間限定の特別パッケージ
尚、この時は「マウスパッド」付属の特別パッケージでした。しかしこのサイズでマウスを動かすのはちょっと難があるかと…
そこで、コースターとして使う事にしました。裏には滑り止めが付いていて安心、大きさもロックグラスに丁度良く、その後も愛用しています。
驚くほど長い余韻が楽しめる
グラスに注いでみると、こちらも基本「15年」等と同じ、豊かな香りが広がります。色は「15年」よりも更に濃く、長い熟成期間を物語っています。
口に含んでみると、初めは「15年」と同様に大人しい印象…、しかし次の瞬間パァっと広がる麦の風味に驚きます。そしてそれが余韻となって長く長く口の中に留まり続けます。これ程長い余韻は初めてです。
味の基本ベースは「12年」を思わせますが、香ばしさに似た深い味わいが付加されている感じがします。
価格は高めだが価値アリ!
市場価格は¥7,000円台前半。常用するには高価なものですが、18年もののウィスキーの中では低廉で、「15年」に5,000円を出すよりは、こちらを購入する方が遥かに価値あると思います。
長い余韻に深い味わい、少しずつ大切に味わっていきたいと思います。
自己評価:210 point