私が山崎12年と出会ったのは、羽田空港にあるJALのラウンジでした。それまで低廉なウイスキー(もどき)しか飲んだ事の無かった私は、ラウンジに置いてあった山崎12年の価値も知らずに試飲した所、その美味しさに感動!それまでウイスキーは「臭い」というイメージしか無かったのですが、それを180度覆す様な経験でした。
今思えば“美味しい”のは当たり前ですが、当時ラウンジでは無料で飲み放題という事もあって、その後の飛行機への搭乗も忘れて呑んだくれた記憶があります。
以前は700mlのボトルが6,000円で買えた時代もありました。12年物のシングルモルトとしては高値ですが、これだけ完成度の高いウイスキーが六千円で買えるのは他に例が無いでしょう。
プレミア価格・品切れ必至
以前は700mlのボトルが6,000円で買えた時代もありました。12年物のシングルモルトとしては高値ですが、これだけ完成度の高いウイスキーが六千円で買えるのは他に例が無いでしょう。
現在ではプレミア価格での販売が主で、手軽に買えるインターネット販売では12,000円を超えてしまいます。しかし家電量販店などでは稀に定価の8,500円+税で販売されているのを見かける事がありますが、すぐに売り切れることは必至。
代わりに、今回試飲した50mlのミニチュアボトルであれば720円+税で手に入るので、たまの贅沢にちょっと試飲したい時などにおススメです。
バランスの良い安定的な味わい
グラスに注ぐだけで豊潤な香りが漂ってきます。なんともまろやかで、例えるならバニラエッセンスの様な、クリーミーな香りです。
口に含んでみると、その締まりのある整った味わいに感服します。甘みや酸味、スパイシーさには偏りがなく、均一でしかも特別着飾っていないのに、大きな存在感を放っています。
余韻は特別長いものでは無く標準的。味に気迷いが一切なく、こちらの問いかけに、率直な答えが返ってきます。
価格は1万円越えが常
700mlの市場価格は¥10,000~¥13,000ほど。上記の通り、手軽に買えるインターネット販売ではプレミアがついて価格が高騰していますので、家電量販店あるいは街中の酒屋を尋ねた方が、定価販売に出会える可能性は高いでしょう。
世界が認めたジャパニーズウイスキーの象徴として、これからもあり続ける事を願っています。
自己評価:240 Point